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個別記事の管理2017-09-20 (Wed)

ウルフリ前提おじいちゃんシリーズのオマケSSの二人。
9月以降の通販ご利用に付けているA4一枚両面分の小話から。通販優先で、後々サイト掲載もしくは印刷データをお持ち帰り出来るようにする予定です。
キオ視点の話は同人誌収録のみでそれの続きっぽいもののため単品としては不親切で申し訳ないのですが、ざっくりまとめるとじいちゃんや父さんから聞いた話の中の白い狼に会ってみたかったなと思ったキオがタイムスリップ(もしくは夢)でウルフとばったりする話です。
↓絵の状況説明にオマケSSの冒頭だけ


『Das Vorhandensein』
―― キオとウルフ A.G.115年 ――

ディーヴァの艦内を自室に向かって進んでいたキオはいつもと何か違うような気がして立ち止まる。周りを見渡してみるが、異変は何もない。見慣れた通路である。しかし、自分の知っているディーヴァと何かが違って見えた。
『ドウシタ、ドウシタ』
「ディーヴァ、だよね?……ここ」
足元のハロに尋ねてみたが、質問に対する答えが返ってくることはなかった。
ディーヴァとは異なる連邦の新造戦艦……であるわけがない。キオはディーヴァから外に出ていないのだから。
「戻れば、じいちゃんがいるかも」
自分だけがぽつりと取り残されてしまったかのような不安に襲われたキオは来た道を戻ろうと後ろを振り向いた。
すれば、男の姿があった。
「白い狼……さん」
「そりゃ俺様のことだが。坊主はどっから忍び込んで来たんだ?」
「…………」
キオは途方もなく混乱していた。目の前の男を自分は知っている。祖父の部屋で見た絵のまま、額縁から抜け出た生身の姿に息を呑む。
だって、彼は過去の人物のはずだ。
「なんだ、あまりの色男に言葉が出ないか」
「えっと」
何とも反応に困る言い回しだ。祖父の呆れ顔が蘇る。
「言えんなら言わんでいいが、ハロがいるってことは」
と、ウルフはキオと視線を合わせようと屈む。そこで固まる。つられてキオも固まる。
両頬を大きな手に挟まれ、キオは硬直する。蒼い眼が顔をまじまじと覗き込んでくるのだ。
「似てるな」
フリットに。と、続けられてキオは心臓を跳ねさせた。この目には何もかも見透かされていそうで落ち着かなくなる。


以上。この部分イメージで描きました。ハロが足下じゃないところにいるけれど気にしない(気にしない)。
キオ君にはウルフさんのことを白い狼さんと呼んでもらいたい謎の拘り。フリットはウルフさん(後に呼び捨て)でアセムはウルフ隊長だから、キオに白い狼さん呼びしてもらって三人ばらばらの呼び方させたかった。

オマケSSの全文は来月以降にサイト公開いたします(・ω・)ノ
* Category : 小話
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